ご来院/受付関連
- 予約の取り方を教えて下さい。
- 当院に初めてご来院いただく患者様はお電話にてご予約ください。
<さくらデンタルクリニック 086-214-5607>
2回目以降のご予約は診療終了後のお会計時にお取りします。後日、お電話でもご予約可能です。 - 受診するときは何を持って行けばいいですか?
- 初めて来られる際は保険証をお持ち下さい。
その他、公費医療の受給者証(母子家庭、重度障がい者、乳幼児医療など)、医療券をお持ちの場合には、あわせてご提示ください。
2回目以降の来院時には、併せて診察券をお持ち下さい。 - 駐車場はありますか?
- 8台分の駐車場を併設しております。
- クレジットカードは使えますか?
- 自費診療時のお会計が5万円以上の場合に使えます。保険診療の場合はお使いいただけません。
- 治療費は医療費控除の対象になりますか?
- 基本的な治療費に関しては対象となりますが、一部対象外の物もございます。
インプラント治療やセラミック治療、歯の矯正治療など機能的な回復を行う目的の治療は医療費控除の対象となります。
単に審美目的のホワイトニングや、歯ブラシ、歯磨き粉等の物品購入時の領収書は医療費控除の対象外となりますのでご注意ください。
インプラント
- インプラント治療はどれくらいの期間がかかりますか?
- インプラントの本数、周りの骨の状態にもよりますが、6ヶ月~1年以上かかる場合が多いです。
インプラント治療の大まかな流れは以下の通りです。
〈インプラント治療の流れ〉
レントゲン検査
↓
一次手術(インプラントを顎の骨に埋める)
↓
二次手術(インプラントの頭の部分を出す)
↓
型取り(仮歯を作る)
↓
仮歯を入れる
↓
型取り(最終的なカブセを作る)
↓
最終的なカブセを入れる
一次手術の後にはインプラントが顎の骨と結合するのを待つ期間が必要になります。- 上の歯の場合 2~6ヶ月
- 下の歯の場合 2~4ヶ月
この場合、骨が定着するまで4~9ヶ月の期間を空ける必要があります。
こちらのブログもご参照ください。 - インプラント治療に年齢制限はありますか?
- インプラント治療は外科処置を伴うため、高齢の方には向かない治療法だと思われることもありますが、そんなことはありません。全身的に健康な状態であれば、若い人とかわらず、治療をうけることができます。
但し、インプラント治療を始める年齢が高いと、若い人と比べて次のようなリスクが考えられます。- 免疫力の低下
- 体力の低下
- 全身疾患との関連
〈免疫力の低下〉
インプラント治療では外科処置を伴うため、治療部位からの細菌感染には注意が必要です。高齢によって極端に免疫力が低下していると細菌感染を起こしやすくなります。細菌感染をおこすと埋入したインプラントを除去しなければならなくなる場合もあります。
〈体力の低下〉
高齢で極端に体力が低下していると、顎の骨にインプラントを埋める手術自体に耐えられない可能性があります。また、インプラント治療は、治療前の検査から最終的なカブセが入った後のメインテナンスまで、他の治療と比較しても来院回数が増える傾向にあります。そのため、何度も通院できる健康状態であることが必要です。
〈全身疾患との関連〉
一般的に高齢になるほど、糖尿病や高血圧、心臓疾患や骨粗鬆症など全身疾患への罹患率が高くなります。例えば糖尿病の場合、体の抵抗力が弱くなるため、細菌感染を起こしやすかったり、傷の治りが悪くなったりします。
また、骨粗鬆症の場合は、長期にわたる治療薬の内服によっては骨の代謝を止めてしまい、手術した顎の骨がなかなか治らなかったり、壊死してしまう可能性もあります。このように全身疾患がある場合は、その主治医と相談しながら、慎重に治療を進める必要があります。
このように、インプラント治療における高齢であることのリスクはありますが、やはり大きな利点も多々あります。
具体的には、- しっかり噛める
- 見た目が良い
- 違和感が少ない
〈しっかり噛める〉
歯を失った部分に対しては、基本的に、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどから治療法を選択することが一般的です。インプラント治療は他の治療法に比べて、治療後の咀嚼能力(食べ物を噛む力)が高いことが特徴です。よく噛んで食べるということは、健康の維持や認知症リスクの低下にもつながる大切なことです。また食事を楽しむことで、生活の質を向上させることができます。
〈見た目が良い〉
インプラントは普通の歯と見た目が変わりません。色や形、歯の並びについても歯科医師、衛生士、技工士が連携し、患者様が納得できるものに仕上げていきます。目立つ入れ歯の留め金がなく、他の歯を削る必要もありません。
インプラントだけが浮いて見えることなく、自然に過ごしていただけます。
〈違和感が少ない〉
特に入れ歯は、歯だけの大きさよりも全体が大きく、口の中での違和感が出やすいです。インプラントは、他の歯と同じような形、大きさのため、違和感が少なくすみます。笑ったり歌ったりしている間に落ちてしまうこともないため、気にせず人との会話、交流を楽しむことができます。
インプラント治療について、詳しくお話ししたいという方は、当院スタッフまでご相談ください。 - インプラント治療は長持ちしますか?
- 一般的にブリッジや入れ歯と比べて、インプラントは長持ちするといわれていて、術後10年の生存率は95%以上といわれています。長持ちするためには、インプラント周囲の適切な清掃と定期的な検診が特に重要です。
- インプラント治療の痛みは強いですか?
- インプラント治療の術中は、局所麻酔がきいていますので、痛みはありません。手術後、当日は、痛み止めが必要になることがありますが、翌日以降は通常は、痛み止めを飲まないといけないほどの痛みはありません。
- インプラント治療後は腫れますか?
- インプラント埋入だけの手術の場合は、あまり腫れることはありませんが、骨造成を行った場合、腫れる可能性が高くなります。通常、2,3日がピークで、その後はひいていきます。
- インプラント周囲炎とはなんですか?どういった治療法がありますか?
- インプラントの周りで起こる歯周病をインプラント周囲炎といいます。
インプラントは天然歯に比べ、細菌に対する抵抗力が低いため、歯周病細菌に1度感染してしまうと、炎症の広がりや骨が吸収されるスピードがとても速いことが特徴です。
主な原因は磨き残しやメインテナンス不足によるインプラント周囲の歯垢、歯石ですが、不正な歯並びによるかみ合わせの負担や、喫煙などもリスク因子になります。インプラント周囲炎を発症してしまった場合、自然に治ることはありません。
早期発見すること、適切な治療を適切な時期に行うことが必須です。
治療法は、徹底的な清掃、消毒です。
まずは、機械や薬剤を使って清掃、消毒を行い、必要であれば外科的に歯肉を開いて、直接インプラントを清掃します。当院では症例に応じて、インプラント周囲炎で吸収されてしまった骨の部分に骨の再生療法を行なっています。 - 歯周病で歯を失いました。インプラント治療は可能ですか?
- 歯周病患者さんは、虫歯で歯を失った患者さんと比べ、歯をささえる骨が萎縮していたり、他の歯が歯周病にかかっていたりする場合が多いです。そのまま、インプラント治療を行うことはリスクが伴います。他の歯の歯周病の治療を徹底し、萎縮した骨の造成術を行うことで、歯周病患者さんでも安全にインプラント治療を行うことができます。
歯周病
- 歯周病はどうやって治すのでしょうか?
- 歯周病が進行し、溶けてしまった骨は基本的には戻すことができません。とにかく症状を悪化させないために、何よりも大きな原因である歯垢(細菌の塊)を減らすことが大切です。
まずは、ご自身の毎日の歯磨きによって今以上に細菌を増やさないことが重要です。さらに、歯磨きだけでは除去できない歯石や磨き残しを歯科医院で取り除き、定期的なクリーニングを続けることで、お口の中を細菌が繁殖しにくい環境に変えていきます。
また、当院では、クリーニングだけでは治せないほど進行した歯周病に対して、顎の骨の再生療法や歯肉(歯ぐき)の移植処置を行い、積極的な歯周病治療、再発しにくいお口の中の環境作りに力を入れています。 - 歯周病になってから治療するのではなく、メインテナンスで予防するメリットはなんですか?
-
最大のメリットは歯を失う可能性を減らすことです。
歯周病は初期段階では自覚症状が少なく、気づいた時には歯ぐきの手術が必要になっていたり、最悪の場合、歯を抜かなければいけない状態になっていることがあります。メインテナンスに通うことで、歯周病を予防、または初期の段階で発見することができ、歯を失う可能性を少なくすることができます。
また、歯周病が進行してから治療するためには時間もお金もかかりますが、メインテナンスで予防、または初期段階で発見することにより、これらも節約できます。
問題が何も見つからなかった場合でも、患者様1人1人に合わせたブラッシング指導や歯のクリーニングなどが受けられます。
- 歯周病の原因菌は、いつごろ口の中に住み着きますか?
- 一般的に、思春期以降に定着します。唾液を介して、家族や親しい友人から感染したり、犬などのペットから感染する可能性もあります。
- 歯周病は体の他の病気と関係がありますか?
-
あります。
歯周病は歯を失う最も大きな原因です。
歯を失うことにより噛みにくい、喋りにくい、など日常生活に支障をきたすことはさることながら、歯周病細菌やその菌が産生する毒素、炎症性物質などが、歯ぐきの毛細血管を通して、全身のあらゆる組織に送られ、それぞれの組織で悪影響を及ぼします。代表的な影響としては、糖尿病や低体重児出産、動脈硬化などが上げられます。
特に糖尿病は歯周病と相互作用があることが明らかになっています。
糖尿病の人は歯周病になりやすく、歯周病になると糖尿病の症状も悪化しやすいということです。これとは逆に、歯周病の治療をすることで糖尿病の値も改善することがわかってきています。
全身の健康管理の一環としても歯周病治療の重要性が認識されつつあります。
歯周病治療についてのご相談はスタッフまでお声がけください。
- 喫煙は歯周病と関係がありますか?
- 大いにあります。
喫煙により口の中に入った煙草の有害物質により、歯ぐきでは次のようなことが起こります。- 血流が悪くなり、歯ぐきが酸欠状態になる
- 歯ぐきの免疫力、病気に対する抵抗力が低下する
- 歯ぐきの傷に対する修復機能が低下する
また、喫煙者は歯周病治療をしても治りにくく、手術の成功率も低いことがわかっています。 そのため、歯周病治療において禁煙は、歯みがきなどのセルフケアと同じようにとても大切な治療法になります。 - 他院で、歯周病が進行していて入れ歯にするしかないと言われました。
何か他に治療法はないのでしょうか? - まずはお口の中の状態を診察しないと具体的な判断はできませんが、歯周病が進行しているからといって、必ずしも入れ歯しか治療法がないわけではありません。
まず、歯周病に対しては、歯磨き指導、歯石取りを中心に治療を行います。また、必要であれば、骨の再生療法、歯肉の移植処置を行います。
当院では歯周病で歯を失った患者さんにおいても、保険診療だけでなく、自費治療にも力を入れています。自費治療では治療費がかかる一方、使⽤する材料や治療器材なども違うため、精度が⾼く、審美的で、しっかりかめるなど機能⾯での改善も⼤きく期待できます。
まずはできるだけ歯を残す治療方法を考えますが、残念ながら抜かなければいけない場合、歯を失った部分に対する治療方法は大きく分けて、ブリッジ、入れ歯、インプラントの3つがあります。
歯周病で骨が痩せてしまうとインプラント治療はできないと思われがちですが、この場合も当院では、歯周病治療と併せて骨の再生療法や歯肉の移植処置を行い、お口の中の環境を整えることで、より多くの患者様にインプラント治療を選択肢の一つとして考えていただけるよう努めております。
その他診療関連
- 初めて行きますが、当日すぐに治療してもらえますか?
- 症状によります。
強い痛みや腫れ、歯の破折や入れ歯の故障など、緊急性の高い場合や患者さんの希望がある場合は応急的に治療をさせていただきます。
しかし、当院は基本的にお口の中全体で治療計画を立てているため、初回来院時はレントゲン検査や歯周病検査,口腔内写真撮影などがメインになる場合があります。 - むし歯の治療には何回かかりますか?
- むし歯は進行するほど、治療の回数が増えます。小さなむし歯であれば1回で治療終了となります。しかし、むし歯が大きく、型取りをして詰め物を技工所で作ることが必要になると、治療回数が2~3回に増えます。
さらにむし歯が進行し、痛くなって神経を取らなければいけなくなると(根管治療)、最低でも根の治療だけで治療回数が4〜5回となり,全て治療が終わるのには10回ぐらいかかることもあります。できるだけ,症状のないうち,早めに治療することが大切です. - 神経をとるとは?
- 歯の神経とは、歯への栄養を供給する血管と併せて歯髄と呼ばれます。冷たいものや熱いものがしみたりするのはこの歯髄のためです。
むし歯が大きくなって歯髄に細菌が入ると、何もしなくてもすごく痛んだりします。放っておくと、歯髄は腐ってしまい、細菌が歯の根を伝わって顎の骨へ侵入します。そのため、痛みを取り除き細菌の広がりを阻止するために神経を取ります。しかし、神経を取るときに栄養血管も除去されるため、歯は脆くなり、寿命が短くなります。残せる神経は極力残すようにしています。 - 麻酔はどれくらい持続しますか?
- 個人差、麻酔の量にもよりますが、麻酔の効果(しびれた感じ)は通常2~3時間持続します。その間は頬の内側や舌を噛まないようにお気を付け下さい。
- 歯石はどれくらいの間隔で取りに行ったらいいですか?
- 目安として3〜6ヶ月での定期健診をおすすめしています。
歯石は、磨き残しだけでなく、その方の唾液の成分、歯並びなどさまざまな要因でつきやすさが変わってきます。また、歯周病の治療、予防には歯石をとるだけではなく、患者様ご自身の歯磨き(セルフケア)がとても重要です。
そのことを踏まえた上で、患者様ごとにどのくらいの期間で定期健診を受ければよいか判断し、お伝えしています。 - 妊娠中でも治療はできますか?
- できます。
比較的安定している妊娠5~7ヶ月前後(20~30週頃)での治療が望ましいです。
メインテナンスや通常の歯科治療、簡単な外科処置は可能ですが、緊急性のない外科処置は避けた方が良いです。 - レントゲンを撮るときの被曝量は?
妊娠中に歯のレントゲンを撮っても大丈夫ですか? - 歯科用のレントゲンは1度に1万回撮影しなければ身体に影響が出ないくらいのわずかな線量です。さらに撮影時に着用するレントゲン用の防護エプロンにより、レントゲンの影響を10分の1から100分の1に抑えることができます。
また、歯科医院で行うレントゲン撮影は頭部のみですので妊娠中でも安心して撮っていただけます。もし不安なことがあればいつでもスタッフにお申し付けください。 - 乳歯のむし歯は永久歯に影響しますか?
- 乳歯がむし歯になった場合、早期に治療を行えば、永久歯への影響はほとんどないといって良いでしょう。しかし、むし歯を放置した場合には影響がでてきます。
歯と歯の間のむし歯を放置していると、むし歯で歯が欠けた分歯が動いて、その結果、永久歯がはえる隙間がなくなり歯並びが悪くなる場合があります。
また、むし歯で歯がなくなりしっかり噛めないと、顎の骨の成長も悪くなるかもしれません。むし歯が進行して歯の根の先が炎症を起こし、それを放置していると永久歯の歯胚(歯のもととなる組織)に炎症が及び、永久歯が変色したり形成不全をおこしたりします。 - セラミックのかぶせの料金は?
- 歯全体を覆うかぶせは約13〜15万円、歯の一部分だけを覆うもの(詰め物)は約5〜9万円となっております。
また、セラミック以外にも、金属の裏打ちにセラミックを貼り付けたもの(メタルセラミック)やゴールドもあります。具体的な料金については、「料金表」のページをご覧ください。(特に金属は価格の変動がある場合があります)
また、それぞれの材料の特徴や適応症がありますので、詳しくはスタッフにお声がけください。 - 歯ぐきが下がってしまい、見た目が気になります。どのような治療法がありますか?
- 歯ぐきが下がり、本来は歯ぐきに覆われている歯の根っこの部分が見えてしまうことを歯肉退縮といいます。
歯肉退縮の原因は、加齢によるものの他に、歯周病やはぎしり、噛み合わせの不調、過剰な力による歯磨きなどが挙げられます。この歯肉退縮はそのままで元に戻ることはありません。
また、見た目が悪いだけでなく、- 露出した歯の根っこの部分がしみる
- むし歯になりやすい
- 徐々に進行して歯が抜けてしまう可能性がある
原因である歯周病や歯列不正などの治療と併せて、当院では、歯肉退縮した部分に対して歯肉の移植治療を行っています。これにより、露出した歯の根っこの部分を分厚い歯肉で覆い、審美的にも回復することができます。